2013年09月07日

シリアへの軍事行動承認の決議案、上院本会議に送付も下院では否決か?



シリアが化学兵器を使用した事に関する問題で、アメリカ議会上院において、
シリアへの軍事行動を承認する決議案が本会議に送られ、

週明けの9月9日から採決に向けて審議が始まる予定です。

米議会

この決議案は、上院の外交委員会でまとめられたもので

「アサド政権の化学兵器の能力をそぐ」ことを目的に、オバマ大統領に
シリアへの軍事行動を認めるもので

・作戦には地上部隊を使用しないこと

・軍事行動の期間は60日、必要な場合に限り、30日の延長を認める。

などとなっています。

決議案を説明した与党民主党のリード院内総務は「シリアでは
化学兵器によって子どもを含む多数の人が殺された」と述べ、
決議案の早急な可決を求めました。

上院では、週明けの9日から本会議が開かれ、この決議案の採決に向けた
審議が始まる予定です。

レイムダック化する危機にあるオバマ大統領

また、リード院内総務は
「100人の議員のうち、60人から賛成を得られると思う」
と楽観的な見通しを示しました。

一方、下院では、来週10日に軍事委員会で公聴会が開かれる予定で、
ケリー国務長官とヘーゲル国防長官およびアメリカ軍の制服組のトップ、
デンプシー統合参謀本部議長が出席する予定です。

アメリカのメディアなどによると、下院では、60%以上の議員が態度を
保留しており、シリアへの軍事行動に関する審議が難航することが
予想されており、現在の所、決議案採決の日程は見通しが立っていない状況です。

仮に、下院での採決で決議案が否決された場合、オバマ大統領の指導力に
疑問が持たれるのは必至で、

その場合、オバマ大統領は任期を3年も残して、レイムダック化するような
事態にもなりかねないと言え、オバマ大統領にとっては正念場とも言える状況です。

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posted by 如月実 at 11:11 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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