2013年09月08日

EU外相会議でもシリア攻撃に慎重な認識で一致



リトアニアの首都ビリニュスで9月7日に開かれたEUの外相会議に
アメリカのケリー国務長官が特別に出席し、

化学兵器を使用したのは明らかだとしてシリアのアサド政権に対して
アメリカが準備を進めている軍事制裁への支持を求めました。

シリア攻撃に使われるかもしれないミサイル駆逐艦

この問題について協議の終了後にEUは声明を発表し、アサド政権が
化学兵器を使用した疑いが強く、断固とした対応が必要だとしました。

しかし、一方で「更なる行動をとる前に国連の報告を待つとする
フランスのオランド大統領の声明を歓迎する」として

シリアへの軍事制裁は化学兵器の使用について調査している国連の報告を
待つ必要があるという認識で一致したことを明らかにしました。

アメリカとしてはヨーロッパ諸国の支持を得ることで、アメリカ議会での
軍事制裁を認める決議案への議員の支持を広げたいというねらがありました。

しかし、今回の外相会議では、ヨーロッパ各国は現段階での軍事制裁に
慎重論が多数を占めることが明らかになりました。

シリア攻撃問題で苦しくなったオバマ大統領

アメリカと一緒になってシリアを攻撃するとしていたフランスの
オランド大統領もフランス議会の反対によって「国連の報告を待つ」
というようにトーンダウンしたようです。

これでアメリカのオバマ大統領の立場もまた一歩苦しくなったと
言えそうです。

しかし、国連の報告で、シリアのアサド政権が化学兵器を使ったとの
明確な判断がなされた場合には各国は、一定の制裁を支持せざるを得ない
ことから

オバマ大統領にとっても、国連の報告を待つというオプションも
捨てきれなくなってきていると思われます。


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posted by 如月実 at 10:38 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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