2013年09月19日

中国軍の海洋進出に対応して、硫黄島に通信傍受施設建設か



防衛省は、中国軍の太平洋での活動が活発化しており、この動向を把握する
情報収集能力を強化するため、

小笠原諸島の硫黄島に、中国軍などの通信を傍受する施設を新たに設置する
方針を固めました。

通信傍受施設が建設される硫黄島

中国軍の活動は近年活発化してきており、

今年7月、5隻の中国艦船が初めて北海道の宗谷岬を経由して、太平洋に進出、

日本列島を回り込むように南下するという行動がありました。

また、今月9月8日には爆撃機2機が、南西諸島を横切り、初めて太平洋上まで
飛行するなど、その活動範囲を広げています。

南西諸島を横切って太平洋に進出する中国軍爆撃機H6

こうした動きは、日本列島から沖縄そしてフィリピンを結ぶ、いわゆる
「第一列島線」を越えて、

伊豆諸島から小笠原諸島、グアムなどを結ぶ「第二列島線」まで中国が
自国のテリトリーに組み入れようとしている表れだとする、研究者もいます。

防衛省では、中国軍の太平洋における活動は、今後さらに活発になるとみています。

そして、その行動を監視するため、情報収集能力を強化する必要があるとして、
艦船や航空機の通信などを傍受する情報本部の施設を、

小笠原諸島の硫黄島に、新たに設置する方針を固めたとのことです。

防衛省情報本部は、これまで北海道や鳥取県、それに鹿児島県の喜界島など、
全国6か所に通信所を設けています。

今回の方針どおり、硫黄島に通信傍受施設が設けられれば、手薄になっている
太平洋における中国軍の活動の監視能力が向上することになります。


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posted by 如月実 at 10:54 | TrackBack(0) | 防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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