2013年09月23日

あきれて口がふさがらないJR北海道の安全管理態勢



9月22日夜JR北海道の野島誠社長が記者会見し、9月19日に函館線で起きた
貨物列車の脱線事故に関連して

事故現場付近だけでなく、レールの幅などが社内の基準を超えているのに、
放置されていた規程違反が、合計97か所だったことを明らかにしました。

レールの幅を測定しているJR北海道の社員

今回の、函館線での脱線現場付近のレールの幅は、1年近くも前の定期検査で基準を
超えて幅が広がっていたのに、これを放置し続けていた事について

管轄する保線管理室の担当者は、社内の調査で「ほかの作業を優先するうちに
補修を忘れてしまった」というあきれた言い訳をしているということです。

この保線管理室では、事故現場以外でも22か所で同じような規程違反が
見つかっています。

そもそもJR北海道では、検査や補修の結果が本社に報告される仕組みには
なっていないということです。

JR北海道の列車

また、当初、これらの規定違反が貨物列車や通過待ちの列車しか通らない
「副本線」だけのもので、

副本線については検査データを現場だけで管理していたため、本社では
チェックできなかったと説明していました。

そして、データを本社と現場の保線所の両方で確認している「本線」では規程違反は
ないと説明していました。

ところが、今回「本線」についても規定違反の状態を放置した箇所が、
実際は49か所もあったことが判明し、

基準を超えた箇所の補修が行われたかどうか本社でチェックしていなかった
ことが、明らかになりました。

虚偽の説明をしたことについて、保線部門の責任者は
「本社でもやっているだろうという早計な判断で、思い込みがあった。」
と釈明しました。

JR北海道、規定違反を放置した現場もお粗末ですが、管理部門の責任者たちも、
その場しのぎのいい加減な答弁を繰り返していたことが明らかになってきています。

車両火災を起こしたJR北海道の列車

以前起きた車両火災の原因の部品も紛失したまま、原因探求も放置されています。

上層部の責任者自身が、口先だけの、責任逃れの答弁を繰り返し、実際はやるべき事を
何もしていなかったという事実

JR北海道の問題の根は深いと言わざるを得ません。


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posted by 如月実 at 10:14 | TrackBack(0) | 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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