2013年09月26日

安保理常任理事国の外相、ニューヨークでシリアの化学兵器問題で会合



9月25日、国連総会が開かれているニューヨークの国連本部で、安全保障理事会の
常任理事国の

・アメリカ:ケリー国務長官
・イギリス:ヘイグ外相
・フランス:ファビウス外相
・ロシア:ラブロフ外相
・中国:王毅外相

が集まり、パン・ギムン事務総長を加えて、昼食を交えた会合を持ちました。

国連ビル

終了後、パン事務総長は会合の内容について声明を発表し、

シリアで化学兵器が使われた問題について議論が行われたとしたうえで

「国連とOPCW(化学兵器禁止機関)による査察や検証の手続きについて各国が
意見を交換した」としています。

問題になったのは、シリアに化学兵器の廃棄を要求する国連安保理の決議案に
アサド政権が従わなかった場合、

「軍事行動も含む厳しい措置を盛り込むべき」とする欧米各国と、

アサド政権を擁護し、より慎重な対応を求めるロシアの意見が対立していることです。

この問題を解決するため、アメリカのケリー長官は、先週からロシアのラブロフ外相など

すべての安保理常任理事国の外相と個別に会談を重ね、解決策を引き出すための
交渉を進めており、

シリアに化学兵器を確実に廃棄させるための決議案のとりまとめに向け、

協議は白熱した状態になっています。

アサド大統領
シリアのアサド大統領

アメリカのオバマ大統領としても、一端振り上げた拳を、条件付きで下ろしている
という立場が有り

ロシアとしても、多額の資金援助(=お金を貸している)しているアサド政権が
崩壊し、友好国が消滅するのは是が非でも阻止したいはずなので、

アサド政権が、確実に存続できる条件に持ち込みたいというところだと思います。

シリアの内戦では、今現在も毎日多数の死傷者と、難民が発生している状態です。

国際社会としても、早急に化学兵器使用問題を解決し、さらに内戦が終息することを
期待していると思います。

まずは、このシリアの化学兵器使用問題がどのような結末を迎えるのか注目されるところです。


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posted by 如月実 at 12:03 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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