2013年09月26日

イラン大統領、核問題の解決提案、裏にはイスラエルの軍事攻撃察知か?



イランのロウハニ大統領は、核開発問題について、今後3か月といった短期間での
解決を目指す考えを示し、26日に行われる欧米など関係6か国との会合の行方が
注目されます。

9月25日、国連のあるニューヨークを訪問中のイランのロウハニ大統領が、
ワシントン・ポストのインタビューに応じ、

イランのロウハニ大統領
イランのロウハニ大統領

イランの核開発問題について、自分に交渉の全権を任されていると述べ、今後の
交渉による核開発問題解決に意欲を見せました。

また、「すべての人にとって短期間での解決が有益だ」として、

今後3か月から6か月といった時期を挙げて、核開発問題に関する合意を短期間で
欧米側と結びたいと述べました。

新たに核開発問題の交渉責任者に就任したイランのザリーフ外相も、

25日にフランスのファビウス外相と会談後「欧米側とできるだけ短期間での
合意を目指す」と述べました。

ニューヨークの国連ビル

9月26日、ニューヨークにおいて核開発問題を巡りイランと欧米など関係6か国の
閣僚級の会合が開かれる予定です。

ホワイトハウスのカーニー報道官は25日、

イランのロウハニ大統領が国連総会での演説で
「核開発は平和目的であり、イランの安全保障政策に核兵器はない」と主張した
ことについて

「我々の経済制裁が打撃を与えているからこそ、イラン側も外交的な解決を望んで
いるのだろう。勇気づけられる反応だ」と一定の評価を示しました。

ただし「国際社会の懸念を払拭するために、重要なのは行動だ」と述べ、

先の、イランと欧米など関係6か国の閣僚会合をはじめとする交渉を通して、
欧米側が検証可能な形での合意を受け入れるようイラン側に求めました。

一方、注目されていた、アメリカとイランの首脳どうしの接触が今回の
国連総会の場で実現しなかったことについて

カーニー報道官は「イラン側が核開発問題の解決に真剣に取り組む姿勢であれば、
いつでも可能性は開かれている」と述べ、

イランの対応によっては交渉に応じる用意があるという考えを示しました。

オバマ大統領とイスラエルのネタニエフ首相
オバマ大統領とイスラエルのネタニエフ首相

ここ数年、イスラエルはイランの核開発施設の空爆を目論んでいますが、
アメリカが同意せず、自制してきています。

ここに来て、イランが、核開発に対して対話の姿勢を見せてきたことは、
イスラエルの軍事行動に対して何らかの兆候を捉えた可能性もあります。

イスラエルが行動を起こす前に機制を制して、対話を呼びかけたとも
考えられます。

というところで、イランの核兵器の開発を疑っている欧米側に対し、イランは
核の平和利用だと主張してウランの濃縮活動を続行していますが、今後の交渉で
どのような提案をするのか注目されます。

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posted by 如月実 at 14:10 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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