2013年09月28日

イラン大統領、米大統領に直接電話会談の申し入れ、背景は?



9月27日、オバマ大統領は、ホワイトハウスで記者会見し、イランのロウハニ大統領と
電話で会談したことを明らかにしました。

イランのロウハニ大統領

記者会見でオバマ大統領は、電話会談ではイランの核開発問題を話し合ったということで

「大きな障害もあるが、核開発問題は解決できると信じている」

「ロウハニ大統領と私は、合意を目指して、国連安全保障理事会の常任理事国などと
協力しながら、迅速に対応するようそれぞれ指示している」と述べたということです。

さらに「ロウハニ大統領は、決して核兵器を開発しないと言明していて、我々も、
イランが、核の平和利用の権利を持つことは尊重する。問題なのは行動だ」と述べ、

イランが、核開発は、平和目的だということを証明する、具体的な行動を行うよう
求めていくことを強調しました。

1979年のイランの首都テヘランで起きたアメリカ大使館占拠事件以来、

アメリカはイランと国交を断絶しており、今回、両国の首脳が直接、会話したのは、
34年ぶりになります。

オバマ大統領

ホワイトハウスによれば、電話会談は、イラン側からの申し入れによって行われ、
およそ15分間ほどの会談で、打ち解けた雰囲気だったということです。

また、イランのロウハニ大統領は、オバマ大統領と行った電話会談の概要を
ツイッターに英語で書き込んでいます。

それによると、電話会談ではオバマ大統領が、ロウハニ大統領に対して

「イランとアメリカとの関係は地域に大きな影響を与る」
「今後、核開発問題が解決に向けて前進すれば、シリア情勢など他の問題の
解決にも影響するだろう」

と述べたとしています。

ロウハニ大統領は、核開発問題の早期の解決に意欲を見せ、

欧米などの関係6か国や、アメリカ政府と交渉の成果に期待を示し、オバマ大統領と
電話会談できたことに、謝意を伝えたということです。

イスラエルのネタニエフ首相と会談するオバマ大統領

これまでかたくなだったイランが、急に核開発問題の解決に動き出した背景には、

核関連施設への軍事攻撃などを目論んでいるイスラエルの動きが関係している
可能性もあり、今後の動静が注目されます。


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posted by 如月実 at 13:04 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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