2013年10月02日

米、医療保険改革をめぐって与野党対立、予算成立せず政府機関が閉鎖



米議会では、下院で多数を占める野党の共和党が、当面の予算案に、
民主党のオバマ政権が推進しようとしている医療保険制度改革の延期を
盛り込むよう強硬に主張して、

上院で多数を占める与党、民主党と激しい対立を続けています。

米議会

対立は9月30日の深夜まで続きましたが、結局、予算案は成立せず、
10月1日から、18年ぶりとなる政府機関の一部閉鎖が始まりました。

日本ではちょっと考えにくい情景ですが、アメリカでは予算が通らないと、
軍や警察などを除き実際に役所などが閉まってしまいます。

連邦政府の職員は数十万人規模で自宅待機となっており、全米各地の博物館や
国立公園なども1日朝から閉まっています。

この状況にオバマ大統領は記者会見で「共和党は医療保険制度改革を否定する
政治的な主張を繰り広げるために政府機関を閉鎖させている」と共和党を批判し、

「これが長引けば、国民生活に与える影響は深刻になる。共和党はすぐに
政府の再開に動くべきだ」と対応を促しました。

議会では、上院、下院それぞれが審議を再開していますが、野党、共和党が
多数の下院が、上下両院がそろって話し合う両院協議会の開催を求めたのに対して、

与党、民主党が多数の上院は、共和党が医療保険制度改革の延期を
要求するかぎり応じられないと拒否しています。

政府機関の行政活動を再開させるためには、与野党が歩み寄り、暫定予算案を
成立させなければなりませんが、見通しは全く立っていません。

オバマ大統領

米国では日本と異なり、国民全てが加入するような保険制度は無く、
それぞれの人が自由意思で民間の保険をかけています。

ですから、貧しい人は、保険の掛け金を払うことができず、病気になっても
保険をかけていないことから、さらに高額になる医療費を払えず、病院に
行くことができないということになります。

しかし、アメリカでは自己責任という考え方が強く、今回の医療保険
制度改革が行われれば、莫大な予算が必要になるということもあって、
共和党などは強行にこれに反対しています。


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posted by 如月実 at 10:24 | TrackBack(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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