2013年10月06日

東京港に大型クルーズ埠頭整備、カジノも含め大型リゾート地に変貌か



世界では大型クルーズ船による観光が流行になっていますが、
実は東京港に入港する時に、レインボーブリッジがネックに
なって、現代の超大型客船は、東京港の晴美埠頭に入港できない
のです。

東京港付近の地図
               MAP by Google+ZENRIN

今年の4月27日にも、超大型クルーズ客船
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」

全長310メートル
13万7276トン
旅客定員3114人

が、レインボーブリッジをくぐれず、手前にある大田区の
大井埠頭に入港しました。

大井埠頭はそもそも羽田空港近くにある貨物専用の埠頭ですが、
物理的制約から臨時の埠頭への入港になり、税関や、出入国
手続きは、付近の倉庫で行われました。

豪華大型クルーズ客船

1993年に開通したレインボーブリッジは、当時の豪華客船
クイーン・エリザベス2世(約7万トン、高さ約52メートル)
がくぐれるサイズで造ったのですが、

近年は、船の中にショッピング街や、スケートリンクなどまで
設けられ、クルーズ客船が大型化。東京湾奥の晴海客船ターミナルに
着岸できず、誘致を逃すケースも増えたということです。

ちなみに世界の10万トン級の客船は1990年には2隻しか
なかったのが、2012年には131隻にも増加しています。

そこで、今回、東京都では、2020年のオリンピックと
パラリンピックの開催に合わせるとともに

海外からの観光客を誘致する目的も含めて、大型クルーズ船が
停泊できるふ頭を東京港に新たに整備する方針を固めたのです。

2020東京オリンピック関連施設図
東京オリンピック関連施設図

場所は、臨海副都心(お台場)の沖合を検討していて、税関
ばかりでなく娯楽施設を含めた複合施設の整備も視野に入れて
検討しています。

東京都は、当面、新しい埠頭を整備する経費に100億円余りを
見込んでいてオリンピック開催前の2019年までに整備したいと
しています。

また、臨海副都心には以前からカジノを作る構想も有り、賭博を
禁じた法律の改正などについても検討されていました。

そこへ今回の2020オリンピック開催で、急速にカジノ解禁の
機運も高まっています。

安倍晋三首相もカジノ解禁に意欲的で。今年3月、衆院予算
委員会で次のように答弁しています。

「シンガポール、あるいはマカオがカジノによって世界から
たくさんの人たちを呼び込むことに成功している。私自身は
(カジノ解禁で)かなりメリットがあると思っている」

また、カジノ解禁に向けた動きは国会でも加速しており、
4月24日には、カジノ合法化と観光振興を目指す超党派の
「国際観光産業振興議員連盟(カジノ議連)」が総会で、
今秋の臨時国会に議員立法での法案を提出する方針を表明しています。

カジノを含めた総合リゾート施設の夜景

今後オリンピックに向け、臨海副都心(お台場)周辺の
開発整備が進められ、豪華クルーズ客船が入港できる、
大型埠頭も整備されることになります。

これに加えて、カジノを中心として、高級ホテル、ショッピングや
飲食店などの商業施設、そして国際的会議場などを集積した
「統合型リゾート」を建設すればいいという意見もあり、

そうなれば、臨海副都心地域が、一大リゾート地域として発展
することになります。

日本でカジノが合法化され、大規模カジノリゾート施設を仮に
2か所作ったとすれば、娯楽関連収入で少なくとも100億ドル
(約1兆円)規模になり、シンガポール(59億ドル)や
米ラスベガス(62億ドル)を上回るとの試算もあります。

もしこれが実現すれば、周辺のマンション開発なども含めて、
数兆円規模の経済効果があると見込まれ、日本経済に対する
強烈なカンフル剤となる可能性を秘めています。

今後東京オリンピック関連の開発整備も含め臨海副都心周辺での
開発整備が注目されます。


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posted by 如月実 at 16:40 | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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