2013年10月12日

海自P−1哨戒機、不具合特定し飛行再開間近、実戦配備に遅れ無しか



海上自衛隊の最新鋭哨戒機P−1は、試験機2機のほか、
量産機2機が3月に、厚木基地に配備されています。

製造会社の川崎重工業は岐阜基地で、納入前の量産機の
社内飛行試験を行っていましたが、

今年の5月13日に愛知県沖の太平洋上で急降下した際、
ジェットエンジンに流れ込む燃料の量が不安定になり、
4発全てのエンジンが停止しました。

海上自衛隊の最新鋭哨戒機P−1

トラブルが発生したのは量産機で、速度超過警報の作動を
確認するため、高度約1万メートルから8千メートルまで
急降下し、通常飛行に戻そうと急減速した際、

燃料がエンジンに十分に供給されなくなり全てのエンジンが
停止したものです。

止まったエンジンは乗員によって再起動され、P−1は無事に
帰還しています。

この結果、防衛省では、6月に川崎重工から納入予定の2機の
配備を延期、P−1の飛行を停止して、エンジンを製造している
IHIなどと原因究明を行っていましたが、

量産機になって燃料噴射弁の部品の形状を変更したことが原因と
判明しました。

燃料便の形状の変更により、特定の飛行状態において燃料の供給が
不安定になり、燃料が十分に供給できなくなり、今回のエンジン停止
というトラブルにつながったということです。



燃料の流量を制御するソフトウェアが量産機の部品の変更に
対応できていなかったということで、ソフトウエアを改修して
対応することになりました。

防衛省では9月27日に、改修が終わり安全確認ができた後、
10月中旬には岐阜で、下旬には厚木でP−1の飛行を再開する
方針を明らかにしています。

ということでまもなくP−1の運用試験が再開されることになります。



また、防衛省は、2015年度中としていた本格運用開始時期
(実戦配備)に影響はないとしています。

P−1は現在、運用試験中で、今年度中に7機を配備し、
最終的に約70機の調達が計画されています。


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posted by 如月実 at 15:16 | TrackBack(0) | 防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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