2013年10月27日

中国軍爆撃機 連日太平洋へ飛行、自衛隊統合演習に対抗した演習か



10月26日午後、中国軍の爆撃機など4機が相次いで
沖縄本島と宮古島の間の上空を通過して太平洋まで往復し、
自衛隊機がスクランブル発進しました。

4機の中国機が相次いで太平洋まで往復するのは25日に
続いて2日連続です。

中国軍のY8型航空機
Y−8

防衛省によると、26日午後、中国軍の軍用機4機が
相次いで沖縄本島と宮古島の間を飛行して沖縄の南、
数百キロ沖合の太平洋まで進出

その後Uターンして夜までに東シナ海に戻ったということです。

今回飛行したのは、Y8の早期警戒機型2機とH6爆撃機2機で、

統幕によるとY8早期警戒機型1機に引き続いてH6爆撃機2機、
その後に別のY8早期警戒機型1機が順に、東シナ海から
沖縄本島南の太平洋まで進出し、引き返していきました。

機体番号から、2機のY8は25日と同一の機体とみられています。  

中国軍機が九州−沖縄−台湾を結ぶいわゆる第1列島線を超えて
飛行したのはこれで4例目になります。

中国軍のH6型爆撃機
H−6

沖縄周辺では、10月24日に、中国海軍の駆逐艦など5隻が、
沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して東シナ海から太平洋に
出たのが確認されています。

また、中国国営の新華社通信は、10月中旬以降、中国海軍が
西太平洋で軍事演習を行うと伝えていることから、

太平洋上で演習を行っているこの、中国海軍艦艇に対する
対艦攻撃訓練を行った可能性があります。

11月1日からは、尖閣諸島防衛を目的にしたと思われる、
自衛隊統合演習が沖縄周辺海域などで行われることから、
これを意識した演習の可能性もあります。

今回は、2機の爆撃機が行動していることから、多数機による
飽和攻撃(同時に多数のミサイルを撃ち込むことにより
防御側の防空能力を飽和させる攻撃)を意図した訓練の
可能性があります。

中国海軍艦艇

早期警戒機が2機行動した意図ははっきりしませんが

・予備機

・航続距離や装備機器の関係で1機ではカバーできなかった

・今回参加した爆撃機は2機ですが、さらに多数の爆撃機を伴う
行動であることを模擬した

・1機は電子戦機を模擬?

などの理由も考えられます。

近年、中国軍は、第1列島線を超えて、遙か洋上の艦隊に
対する作戦を訓練し始めてきています。

米海軍に対抗して西太平洋(外洋)における、作戦能力を
向上させようというものなのでしょう

中国軍の海洋進出が活発化する中、沖縄周辺海域での軍事的
緊張は、今後否応なく高まっていくのかもしれません


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posted by 如月実 at 14:10 | TrackBack(0) | 防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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