2013年10月30日

JT、たばこ離れに対応し国内生産態勢を縮小し合理化へ



JT(日本たばこ産業)は、国内でのたばこの売り上げ減少を受けて、
国内におけるたばこの生産態勢を縮小する方針を示しました。

平成26年度末をめどに、希望退職などにより現在約8900人いる
JT本体の従業員のうち、約2割に当たる1600人を削減、
現在国内にある9つの工場のうち、4つの工場を閉鎖することに
しています。

たばこを吸う女性

閉鎖される工場は、福島県の「郡山工場」神奈川県の「平塚工場」
静岡県の「浜松工場」岡山県の「岡山印刷工場」の4つです。

また、国内の25の支店を15の支社に再編成し、営業態勢の
強化を図ります。

国内でのたばこの売り上げは、健康志向の高まりや、禁煙や
分煙運動の広がりで喫煙場所が減っていることなどを背景に、
減少しています。

JTでは、国内におけるたばこの生産態勢を縮小する代わりに、
海外におけるたばこ事業の強化や、医薬や食品など、たばこ以外の
分野の事業拡大に力を入れ、収益力の強化を図るものとみられます。

JTは、平成11年にアメリカのたばこメーカーから
RJRインターナショナルを買収しJTインターナショナルを
設立したのをはじめ、

平成19年にはイギリスのたばこメーカーギャラハーを買収する
など、海外のたばこ事業の拡大に力を入れてきました。

たばこと煙

この結果、JTの平成22年の売上高構成比は

国内たばこ 31.1%
食糧事業  19.9%
海外たばこ 45.8%
医療事業 2.2%
などとなっています。

JTは世界のたばこメーカの中では
「フィリップモリスインターナショナル」
「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ」に次ぐ、
世界で第3位のたばこメーカーとなっています。

しかし、国内のたばこ市場は、平成8年度をピークに縮小が
続いており、日本たばこ協会のまとめによると、、昨年度の
販売は1951億本で、ピーク時と比べて43%以上減少
しています。

また、来年4月には消費税率の引き上げが控えており、
たばこの値上りによりば、売り上げの減少に拍車がかかる
ことも予想され、状況は厳しさを増しています。

そもそも、たばこ自体の有害性を考えたときに、たばこが
今後長期間にわたって、嗜好品として生き残っていくことは
難しいと考えられ

今後の収益基盤を安定させるるためには一層の合理化が
必要であると判断したとみられます。


最近の記事

医療費制度改革で来年度から、新70歳は本来の2割負担に

各地で巨大な深海魚見つかる。いよいよ大地震の前触れか

世界最大のピンクダイヤがオークションに、過去最高値となるか


posted by 如月実 at 14:14 | TrackBack(0) | 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック