2013年10月31日

中国艦船沖縄本島と宮古島の間を通過、太平洋での演習終了か



防衛省統合幕僚監部は10月29日、中国海軍の艦艇計5隻が
沖縄付近を相次いで北上したのを確認したと発表しました。

航路から中国の東海又は北海艦隊(おそらくその両方)所属の
艦艇の可能性があります。

沖縄周辺海域を航行する中国艦艇

10月28日には、別の2隻が沖縄本島の南約600キロで台湾と
フィリピンの間の方向に向かっているのも確認されています。

こちらは南海艦隊所属艦艇の可能性があります。

防衛省では、いずれも太平洋で演習をした帰路の可能性があると
みています。

29日に通過した5隻のうち、フリゲート艦2隻は、午前5時ごろ
から約4時間にわたり、与那国島と西表島の間の日本の接続水域を
北上しているのを海上自衛隊の護衛艦が確認しました。

与那国島と西表島周辺の地図

中国海軍の艦艇は、主に沖縄本島と宮古島の間の広く公海がある
部分を通過して太平洋との間を行き来していますが、

去年10月以降、与那国島と西表島の間の接続水域を通過する
ケースがたびたび確認されています。

単に基地までの距離を短くするために最短コースをとった結果なのか、

あるいは日本最西端にある与那国島近海を航行して、情報収集や、
示威行為をしていたのかは定かではありません。

ただし、このまままっすぐ基地に帰投すれば、尖閣諸島近辺を
通過したはずです。

その際、中国艦艇は尖閣周辺の「日本領海」を迂回したのかどうかは
分かりません。


中国海軍は、西太平洋に3つの艦隊を派遣し、10月18日から
実戦形式の演習を行っていました。

この間、爆撃機(H−6)と早期警戒機(Y−8)計4機が、
3日連続で沖縄周辺空域を通過して太平洋との間を往復するなど
していました。

この演習が、来月、米艦艇なども参加して行われる、離島奪回を
模擬した自衛隊統合演習を意識して行われたものかどうかは
定かではありません

しかし、西太平洋上でのプレゼンスを意識して、今後、中長期的に
西太平洋上で中国海軍の活動が活発化して来ることが見込まれます。


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posted by 如月実 at 12:14 | TrackBack(0) | 防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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