2013年11月06日

自衛隊統合演習で宮古島に陸自地対艦ミサイルを初めて展開



自衛隊では11月1日から3万人を超える隊員が参加する自衛隊
統合演習を行っていますが、洋上の艦艇を攻撃する地対艦ミサイルの
部隊を沖縄県の宮古島に初めて展開させました。

陸自地対艦ミサイル

11月6日午前7時前、自衛隊がチャーターした民間の高速フェリーが
宮古島の平良港に、到着し、地対艦ミサイルなどを積んだおよそ
20台の車両が岸壁に降ろされました。

宮古島へ自衛隊が地対艦ミサイル部隊を展開させるのは今回が
初めてで、演習の一環として、およそ2500キロ離れた北海道の
部隊を移動させました。

港の出口で、訓練に反対する、一部の島民約30人が抗議する
などしたため、部隊は1時間ほど遅れて自衛隊のレーダーサイトに
到着しました。

今後、地対艦ミサイルの部隊は沖合の護衛艦を目標に見立てて、
攻撃訓練などを行う予定です。

演習では、沖縄本島南部の那覇駐屯地にも青森県から
地対艦ミサイル部隊を展開させることになっています。

沖縄周辺地図

陸上自衛隊の対艦ミサイルは射程が100km以上有り、
沖縄南部と宮古島の間は200km程度の距離なので、

理論的には、沖縄と宮古島の間を航行する敵艦艇は全て
ミサイルの射程圏内に入る事になります。

ただし、以前軍事評論家などが指摘した、陸自対艦ミサイルの、
ターゲティング(レーダーなどで、敵の艦艇などの位置を確認
すること)の能力などの問題があり、

実戦においてどの程度の能力を発揮するのかは不明です。

しかし、有事において、この海域を通過する敵の艦艇は、
地対艦ミサイルの射程内にあることを考慮する必要が出てきます。

ちなみに沖縄本島と宮古島の間の海域は、中国海軍の艦艇が
太平洋との間を行き来する際、たびたび通過しています。

中国の艦艇

今回の演習について、防衛省は特定の国を想定したものでは
ないとしているものの、状況から、対象になるのは中国海軍の
艦艇になるのは間違いがありません。

自衛隊統合演習は11月18日まで行われ、沖縄本島の東の海域で、
実際には上陸しないものの、離島の防衛を想定した逆上陸訓練も
行うことになっています。


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posted by 如月実 at 15:49 | TrackBack(0) | 防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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