2013年11月27日

イラン核問題で合意、開発制限の見返りに制裁一部緩和



イランのイランと欧米など関係6か国の協議は、閣僚級の交渉の結果、
イランが核開発を制限する見返りに、欧米側が経済制裁の一部を緩和
するという第1段階の措置で合意に達し、問題解決に向けて歴史的な
一歩を踏み出しました。

アメリカのケリー国務長官

スイスのジュネーブで行われてきたイランと欧米など関係6か国との
核開発問題を巡る協議は11月23日、閣僚級の交渉に格上げされ、
アメリカのケリー国務長官らが参加して交渉が行われました。

そして、協議開始から5日目に入った24日未明(日本時間の24日
昼前)に、問題の包括的な解決に向けて双方が今後6か月の間にとる
第1段階の措置で合意に達しました。

合意によると、

・イランは核兵器に使われる高濃度のウランを持たないよう、5%を
超える濃度のウランの製造を停止する。

・核兵器に使われるプルトニウムを持たないよう重水炉の建設を中断する

など一定の核開発を制限する内容になっています。

イランのロウハニ大統領

その見返りとして、

・6か国側は向こう6か月は新たな経済制裁を科さない

・金や貴金属、それに石油化学製品の禁輸措置を解除する

など、制裁の一部を緩和することとしています。
今回の合意によって、軍事衝突の緊張もはらんでいた問題は、
最終的な解決に向けて第1歩を踏み出すことになりました。

しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は、今回の合意に強く反発
しており、武力行使の選択も辞さないとの姿勢を示しています。

イスラエルの戦闘機

今後イランが、着実に今回の合意を守っていくことが、必要で有り、

逆にイランが今回の合意を逆手に取り、核開発をなし崩し的に
進めていくような姿勢をとれば、イスラエルによる武力攻撃
という事態もあり得るといえます。


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posted by 如月実 at 14:11 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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