2014年03月27日

日米韓首脳会談に合わせてノドン発射、ノドンは日本の脅威になるのか



3月26日、オランダで日米韓3国の首脳会談が行われた
時間帯にあわせて、北朝鮮がノドンを2発発射しました。

金正恩国家主席

今回の会談では、歴史問題などが話し合われる可能性はなく、
3国間で認識が一致している安全保障問題、特に北朝鮮に
対する内容が話し合われることは歴然としていたので

北朝鮮としては、一応、花火というか、脅しをかけて

まあ「おまえら分かってるんだろうな」くらいの感じで
しょうか。

オバマ大統領

このノドンは射程距離からいって、ほぼ日本を標的にした
攻撃兵器だと言えます。

韓国を攻撃するなら射程の短いスカッドで充分ですし、ノドンで
中国やロシアを攻撃するとも思えませんから、

ほとんどは対日攻撃用の兵器として使われるものと考えられます。

安倍首相

このノドンは、日本のほぼ全域を射程に収めており

発射機は50機未満

ノドン自体は約300機程度保有していると考えられています。


そして、何らかの有事が発生した場合

テロなどを除き

北朝鮮が日本を攻撃できるのはほぼ、このノドンに限られます。

北朝鮮のノドンミサイル

そしてこのノドンは、どの程度日本の脅威になるのか

最大の脅威は、北朝鮮がノドンに核弾頭を搭載して日本を
攻撃するということでしょう。

北朝鮮が保有している核爆弾は数発程度といわれています。

仮に北朝鮮が核弾頭の小型化に成功しており、ノドンに
搭載可能になっていたとしたら、

数発でも、日本の人口密集地に着弾すれば大変な被害が
出そうです。


あるいは化学兵器、生物兵器での攻撃も考えられますが

核兵器や、国際法で禁止されている化学兵器などを使えば

米軍などからの報復攻撃も考えられますから、よほど
国家崩壊の瀬戸際にでも追い詰められなければ、使い
づらい兵器でもあります。


ということで、まず考えられるのは通常弾頭による攻撃
ですね。

ノドンには1トン程度の爆弾が搭載できます。

通常弾頭といっても、仮に、出勤ラッシュ時の新宿駅あたりを
直撃すれば、数千人単位の死傷者が出る可能性があります。

日米の国旗

これに対して日本はどう対処するか

北朝鮮本土への攻撃力を日本はほとんど持っていませんから

米軍の空爆や、地上からの侵攻に期待するとしても

当面は、ミサイル防衛(BMD)に頼るほかはなさそうです。


実戦で使われていないとか、一方的な根拠で役に立たないと
主張する人もいます。

実際の場面でどの程度有効かどうかは、まあ、神のみぞ
知るという所なのでしょうが

常識的に、ある程度有効に機能するものとして、考えて
みます。

イージス艦

北朝鮮本土から発射されたノドンは、日本海に展開した
日米のイージス艦によって迎撃されます。

北朝鮮が発射できるノドンの数は

米軍の空爆や人工衛星による偵察から逃れようとする
ことを考慮し、

発射機(50未満)やノドンの数、約300発をからすると

1日あたり多くて数発から20発程度


このあたりは一部の人から噛みつかれそうな気もしますが

米軍の空爆で破壊される数や

10発/1日でも30日で全弾打ち尽くしてしまうことなど
からすれば

的外れな数字ではないと思います。

イージス艦が弾道弾迎撃ミサイルを発射したところ

仮に3日おきに20発ずつ発射されたとして

その内9割を撃破したとしても

まあ、この撃破率9割というのもずいぶん腰だめな数字
ですが

開発途上の兵器であること

でも、試験段階の数字を考慮し、ある程度有効に機能して
くれることを期待して

撃破率9割ということにしましたが(^_^;)


結果として、2発くらいはどこかの街に落ちて

数十人から数百人の死傷者が出るといった感じでしょうか

平和ぼけした日本にとって、かなり衝撃的な数字に
なるのでしょう。


数日おきに突然ミサイルが飛んできて、市民に死傷者が出る。

いつ自分が死ぬかもしれない、そんな恐怖から

パニックになって、大騒ぎになって、

マスコミやデモ隊が「自衛隊や政府は何をやっているんだ」

と騒ぎ立てるような状況になるのでしょうね。

航空自衛隊の保有しているPAC3ミサイル

航空自衛隊の保有しているPAC3ミサイルは射程が
15km程度と短く

重要な拠点を防御するには有効かもしれませんが、

無差別攻撃に対しては、あまり役に立たないでしょう。


防衛省のある市ヶ谷に配備された、PAC3は、横浜や、
さいたま市に飛んでくるノドンは防げませんよね。

ましてや全国となれば、いくらPAC3の部隊が
あっても足りません。

イージス艦に搭載する弾道弾迎撃ミサイルは、聞くところ
によると、極東では日米合わせて100発程度といいます。

300発のノドンミサイルに、間に合わないのではないか
とも思えますが、

米軍の空爆などによって、相当の数が地上で撃破される
であろうことも考慮すると、何とか間に合いそうな気も
しますが、

かなり、ぎりぎりの線であることは間違いないようです。


ということで、頭の体操レベルの分析ですが、

北朝鮮が暴発すれば、ノドンを完璧に封じ込めない限り、
無関係の日本国民にも数百人から数千人の死傷者が
でることを覚悟しなければなりません。

もちろん最悪、核兵器の使用ということになれば大変な
結末を迎えることになります。


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ラベル:ノドン
posted by 如月実 at 18:28 | TrackBack(0) | 防衛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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