2017年04月12日

北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月12日)



直前に核実験が行われるのではないかと取
りざたされている北朝鮮、金日成主席の生
誕105周年にあたる15日まであと3日
なりました。

本日までの最新情報を取りまとめ分析し解
説します。

金日成
金日成


最近の主な情勢(4月12日現在)

米国の状況

11日にトランプ大統領はツイッターで
「中国が協力を決断しないならば我々は独
力で問題を解決する」とツイート

またこれに先立つ米中首脳会談の前に
「米国から中国の出方次第で北朝鮮への軍
事攻撃があると通達があった」
ということを安倍首相が明らかにしまし
た。

また、今月の日米高官協議で、
「中国が北朝鮮への圧力を強化するか、あ
るいは米国がストライク(攻撃)するか2
つに一つの選択肢しかない」
という米高官の発言があったとのこと


ということからすると、米国としては中国
が何らかの具体的で強制力のある行動を取
らない限り、北朝鮮への軍事攻撃を行う予
定である可能性が高いということになりま
す。

米空母

一方これまでの中国の反応は

国連安保理の北朝鮮制裁決議を徹底的に履
行する。

中国はいかなる場合でも北朝鮮の核保有国
としての地位を認定も、黙認もしない

核保有は決して問題の解決の道にはなりえ
ないことを北朝鮮に認識させるべき

以上は朝鮮半島問題特別委員 武大偉氏の
発言

というところから見ると、中国は北朝鮮の
核保有を重大視しているものの、今のとこ
ろ具体的動きは無いように見えます。

水面下で北朝鮮と何らかの交渉をしている
のかどうかについては当然ですが何ら情報
はありません

習近平

これらに対する北朝鮮の反応は

11日北朝鮮労働新聞

米国が理性を失い我々を先制攻撃するわず
かな動きでも見せたら我が強力な核攻撃手
段は
「米軍基地」と「アメリカ本土」を全て焦
土化するだろう

また北朝鮮の放送では

米国は無謀な侵略行為が実戦段階に入っ
た。我々は正義の核の雷で侵略者を一掃し
祖国統一の偉業を成し遂げる

などと主張しています。

北朝鮮の弾道ミサイル発射

これまでの米トランプ大統領の発言や、米
高官の発言など

あるいは空母を2隻朝鮮半島に出動させる
など

度重なる米国の警告に対して全くひるむ様
子は見られないことからすると

虚勢を張っているだけの可能性も充分考え
られますが

中国の説得に対してまったく聞く耳を持っ
て居らず

米国との一戦も辞さないとの覚悟があるよ
うにも見えます。

常識的には米軍との戦力差は大きく、一方
的な戦闘になるようにも思えるのですが、
この自信の根拠について予測してみると

北朝鮮の核弾頭

核兵器がある程度実戦レベルにある

既に、スカッドやノドンなどの中距離弾道
ミサイルに搭載出来る核弾頭がある程度実
戦配備されている可能性があります。

まだ開発中のものであれば、ある程度の妥
協を図っても良いようなものですが、全く
米国の脅しに屈せず

逆に核攻撃に対する自信のような物すら感
じさせる北朝鮮の発言からは、

核で反撃すれば、米軍もおいそれとは北朝
鮮を追い詰めることは出来ず、米軍の攻撃
も中断せざるを得ないのではないか

と考えているのかもしれません。

ノドンミサイル

核弾頭を運搬する手段としては

スカッドやノドンなどの中距離弾道ミサイ
ルで、山中のトンネルなどに発射機を隠し
ていればある程度の残存性は確保される他

潜水艦発射のSLBMに搭載可能であれ
ば、例えば中国近海や北朝鮮近海付近に潜
没していれば

米海軍といえどもおいそれとはこの潜水艦
を探知攻撃することは困難です。

あるいは実験段階にある核搭載大陸間弾道
弾(ICBM)を実験抜きでいきなり米国
に発射するという可能性もあります


その他

金正恩が北朝鮮最高人民会議に出席

一部には金正恩は米国の斬首作戦を恐れ
て、会議に出席しないのではないかとの見
方もありましたが

会議に出席することで米国の攻撃に対し
て、全く恐れてはいないことを国内的に誇
示したものと思われます。

最高人民会議に参加した金正恩

外務省が韓国渡航者に注意喚起

11日夜外務省は韓国に渡航したり滞在し
ている人を対象に、朝鮮半島情勢に注意す
るよう海外安全情報で注意喚起しました。

朝鮮半島

半島有事には約3万8千人いると言われる
在韓邦人の安全確保が取りざたされていて

これまで韓国は邦人の安全確保の方法に対
する協議を拒否しており

いざとい言うときの安全確保が危ぶまれて
います。

現在の情勢で政府としては渡航禁止とは言
えないので、注意喚起という事になったの
でしょうが

現在韓国に滞在している人、あるいはこれ
から韓国に行く人は自分の身の安全の確保
は自己責任ということになるのかもしれま
せん


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ラベル:北朝鮮
posted by 如月実 at 21:58 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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