2017年04月14日

北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月14日)



今日は、北朝鮮の金日成生誕記念日の前日
という事でしたがさしたる大きな動きもな
く1日が過ぎました。
(まだ24時は過ぎていませんが(^^;))

米中首脳会談の両首脳

多少の動きとして

中国が米国に歩み寄りの姿勢を見せている
ことです。

4月12日に国連安保理で行われた

「シリアで前週起きた化学兵器による攻撃
を非難し、アサド政権にこの件で調査に協
力するよう求める決議案」に関して

中国がさすがに賛成はしなかったものの、
投票に棄権して、米国への配慮を見せたこ


トランプ大統領

同日、米中の電話会談が行われ

その後のトランプ大統領の発言としては

4月13日
「中国が北朝鮮に適切に対処することに大
変自信がある。もし中国が出来ないならア
メリカは同盟国とやる」

4月14日(今日)
「中国は北朝鮮問題によく取り組んでいる。
好意と尊敬の念を持っている。習近平は素
晴らしい人物だ」

と、以前に比べると中国への好意的な発言
が目立つようになってきています。

習近平主席

この理由が

米国の北朝鮮攻撃を容認、または支援する
ことを意味しているのか(密約)

あるいは、中国が北朝鮮への圧力を目に見
える形で強化していくことがハッキリして
きたのか

現時点では明確ではありませんが

米中の間の何らかの約束事が水面下で進ん
でいることをうかがわせるものです。


あすは金日成生誕105周年の記念日

何らかの大きな動きがあるかもしれません


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ラベル:最新情報 北朝鮮
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北朝鮮情勢が緊迫する今、米空母はどこにいるのでしょう



北朝鮮情勢が緊迫している今、米空母は今
どこにいるのでしょう

って、そんなの極秘事項で分かるはずない


取り敢えず、カール・ビンソンが15日頃
到着予定で朝鮮近海に向けて航行中なんで
しょ

という声が聞こえてきそうですが、昨日の
最新情勢の分析でもお伝えしましたが

横須賀母港のロナルド・レーガンは現在整
備中で、横須賀のドックにいるということ
が判明

米空母

ということは、米空母は1隻だけというこ
とになってしまいます。

ニミッツがアメリカ西海岸から急行中とい
う情報もありますが、それでも米空母は2


空母1隻はヨーロッパの中堅国の1国の空
軍に匹敵するとはいえ

湾岸戦争の時には5隻の空母が参加してい
ます。

北朝鮮を攻撃したときに予測される、日韓
に対する報復攻撃を封じ込めるためには、
湾岸戦争の時よりさらに連続した厳重な空
爆が必要なはずなのですが

米空母がたった2隻というのも腑に落ちま
せん

もしかして、他の所からこっそりと別の空
母も朝鮮近海に近づいているのでしょうか

全世界の米空母の所在

米空母の所在を分析しているサイトのデー
タを見てみると

現在太平洋方面に存在している米空母は5
隻(4月7日現在)

太平洋方面に存在する米空母

米本土に存在する米空母

CVN−68(ニミッツ):米西海岸
(朝鮮に向かっているという情報あり)

CVN−71(セオドア・ルーズベルト)
:母港のサンディエゴ

CVN−74(ジョン・C・ステニス)
:母港のブレマートン

CVN−76(ロナルド・レーガン)
:母港の横須賀で整備中

CVN−70(カール・ビンソン)
(朝鮮に向けて航行中、15日到着予定)


ということで、北朝鮮に対する作戦に参加
出来そうなのは

ルーズベルト(CVN−71)とステニス
(CVN−74)を含めても合計4隻

上記2隻は母港にいるため整備中の可能性
もあります。


その他の空母については

4隻はアメリカ東海岸にいるため朝鮮半島
近海に到達するためには

巡航で1ヶ月半

全速力でも3週間はかかるため、

4月8日に出港していたとしても、常識的
には到着は5月中旬以降ということになり
ます。

全世界に展開している米空母

CVN−77(ジョージ・H・W・ブッシュ)
は、中東でISとの戦闘に従事していると
みられ、先般のシリア攻撃でロシアとの関
係もぎくしゃくしている現在、中東を離れ
る可能性は低いと考えられます。

また、複数の米空母機動部隊がいきなりま
とまってアメリカ東海岸を出航すればロシ
アの偵察衛星などに動きを捕まれるでしょ
うから

これらの米空母機動部隊が、近々の北朝鮮
情勢(攻撃)に参加することは考えにくい
です。

となると、今回の北朝鮮危機に4月中に参
加出来る米空母は最大4隻

おそらくは2隻ないし3隻ということにな
ります。

それじゃあ、当面の米国による北朝鮮攻撃
は無いのかという気はしますが

あるいは、今回は空母の力よりも、別の方
法?をメインにして戦闘するつもりなのか
もしれません

となると、アフガンで米軍が使った大規模
爆風爆弾(GBU−43B)や、斬首作戦
などがメインになるのでしょうか

大規模爆風爆弾(GBU−43B)
大規模爆風爆弾の爆発

まとめ

米空母の動きからすると当面の北朝鮮攻撃
は可能性が少ないと考えられます。

ただし、開戦初日、世界が知らない間に実
は米空母が北朝鮮沖に集結していた

まるで映画のようなシーン

うーん・・これは無いかな・・

あるいは空母2隻でも充分な北朝鮮に対す
る攻撃を行う何らかの方策や新戦術を考え
ているのかもしれません


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米軍がアフガンで「大規模爆風爆弾」を使用したのは北朝鮮空爆の実験か

なぜ北朝鮮のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)が脅威なのか

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ラベル:米空母 北朝鮮
posted by 如月実 at 19:19 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北朝鮮情勢が緊迫する今、海自が米空母と共同訓練する意味は?



間もなく朝鮮半島付近に米空母カール・ビ
ンソンが到着しますが

海上自衛隊との共同訓練が検討されていま
す。

なぜ北朝鮮情勢が緊迫する今、あえて合同
訓練をする必要があるのでしょう


海上自衛隊は、米海軍とは長年継続して頻
繁に共同訓練を行っています

また今年の3月7日〜10日、そして27
〜29日にも海自の護衛艦とカール・ビン
ソンは共同訓練を行っています。

カールビンソン

ということから、当然、技量向上や連携強
化のための訓練でないということは明白で
す。

大方の見方というか、見解は

「日米の連携を示し、北朝鮮を牽制する」
目的だということです。

多少はこのような目的は含まれるでしょう
が、何もこのような時期にそのようなこと
をする必要性は低く

本当の目的は

カール・ビンソンの護衛

つまり、北朝鮮から、いつ攻撃を受けても
おかしくない実戦状態にある米空母を、海
上自衛隊の艦船、航空機で護衛するという
ことが目的である可能性が高いです。

これまでも、緊迫した自体において、横須
賀から米空母が出航する際に訓練という名
目で、実質、護衛作戦が行われたことがあ
ります。

当然今回も訓練という名目で、実質的には
米空母の護衛が行われるのでしょう。


また、北朝鮮有事の際に日本に弾道ミサイ
ルが飛来し、防衛出動ということになれば

実際に米空母と共同して作戦を行う事態も
発生するのでしょうから、最終的な具体的
な作戦要領を

調整し、訓練するという意味合いもあるの
かもしれません


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なぜ北朝鮮のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)が脅威なのか

北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月17日)




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米軍がアフガンで「大規模爆風爆弾」を使用したのは北朝鮮空爆の実験か



米軍は4月13日、アフガニスタン東部の
ナンガルハル州でISに対して大規模爆風
爆弾(GBU−43B)を実戦で初めて使
用したと発表しました。


大規模風船爆弾とは

大規模爆風爆弾
(MOAB: Massive Ordnance Air Blast)
は米空軍が開発した強力な爆発力を持つ爆
弾で、

極めて大きいことから(全長:9.14m、9.8t)
C−130やC−17などの大型輸送機か
ら投下される。

投下後、GPSと格子状のフィンで制御し
て、目標に誘導するため命中精度は良い

また、高高度から投下するため対空砲火を
浴びる危険性は少ない

核兵器に匹敵する破壊力があるとされる。

大規模爆風爆弾は地上数メートルの高さで
爆発し、爆発力というよりは、爆風の衝撃
波で人員や構造物を破壊し爆風の効果は半
径120mあるといわれています。

イラク戦争に際して開発され、C−130
から投下する計画であったが実戦では使用
されなかった。

大規模爆風爆弾投下の瞬間
大きすぎるので落下傘で航空機の外へ

大規模爆風爆弾の落下中の様子
投下後落下傘はすぐに切り離される

大型爆風爆弾爆発の瞬間
地上数メートルで爆発して爆風の威力を
高める

なぜ今、大型爆風爆弾を使用したのか

米軍がここへ来てなぜ大型爆風爆弾を使用
したのか

深読みすれば当然北朝鮮情勢の緊迫があげ
られます。

現在、北朝鮮の核開発、長距離弾道ミサイ
ルの開発に対して、米軍が北朝鮮を攻撃す
るのではないかと取りざたされていますが

ネックになるのが地下に隠された弾道ミサ
イルやロケット砲などの砲兵部隊により

韓国や日本の都市部などに報復の攻撃が行
われて民間人にタスの死傷者が出ることで
す。

通常の空爆では、地下に隠されたこれらの
兵器を確実に破壊することは難しく、米軍
のピンポイント爆撃にもかかわらず

多くの反撃のための兵器が生き残るのでは
といわれています。

その為、核兵器にも匹敵するというこの大
型爆風爆弾を使用することで、地下に隠さ
れているこれらの兵器や兵士を一挙に破壊
して、北朝鮮軍の反撃を封じ込めようとす
る意図があるのかもしれません


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北朝鮮攻撃が今行われるとすればどのように攻撃が行われるのか

北朝鮮情勢が緊迫する今、米空母はどこにいるのでしょう

北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月17日)




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2017年04月13日

北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月13日)



北朝鮮情勢をまとめています。

本日は、金日成生誕105周年記念日の2
日前

何があってもおかしくないのですが、嵐の
前の静けさというか

本日は、具体的な動きはほとんど見られま
せんでした。

金日成

主なできごと

本日、北朝鮮に居る外国人記者に、なにや
ら重大事態が起きるような事前の警告があ
ったようですが

結局?

平壌(ピョンヤン)市内に完成した高層ビ
ル群の完成の竣工式に各国記者団が招かれ
そこに金正恩が生出演したとのこと

わざとこのような行事に出席することで、
北朝鮮の態勢は盤石だということを誇示し
たかったのでしょうか

その他には、平壌(ピョンヤン)市内で金
日成生誕記念祝賀パレードなどの準備をす
る市民の姿が報道され、平和な1日でした。


米空母

米空母はどうなってるの

ただし、トランプ大統領の発言の中で気に
なることが1件

トランプ米大統領は11日FOXビジネス
のインタビューで

「我々は非常に強力な艦隊(アルマダ)を
送っている」という発言

というのは昨日までは半島周辺に展開して
いるのは

米空母2隻
カール・ビンソンとロナルド・レーガン

と放送局も言ってたのですが

今日のテレビでは

実はロナルド・レーガンは横須賀のドック
に入港中(5月まで整備中)ということら
しい

今頃、代わりにというわけではないでしょ
うがニミッツが半島近海に向かっている
(らしい)という情報が出てきました。

ということは、半島には取り敢えず空母機
動部隊は1つしかいないの?

トランプ大統領

よくよく考えると湾岸戦争の時には5個機
動部隊(5隻の空母)が戦闘に参加してい
ます。

実際に北朝鮮を攻撃するなら、湾岸戦争以
上の準備が必要なはずなのに

たった1個機動部隊+1?

ということで米空母機動部隊については謎
が深まってきました。

トランプ大統領の強力な艦隊(アルマダ)
を送っているという発言の意味は?

もしかしたら北朝鮮に対する単なる脅しだ
ったのか

それとも本気で攻撃するつもりなら、カー
ル・ビンソンは目くらましで、もしかした
ら他の空母4〜5隻が朝鮮半島に集合中な
のかもしれません


明日は金日成生誕記念日の前日です。明日
は何があってもおかしくないということで
注目していきたいと思います。


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北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月14日)

なぜ中国はこれまで北朝鮮に核開発を止めさせようとしなかったのか




ラベル:北朝鮮 最新情勢
posted by 如月実 at 22:43 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なぜ中国はこれまで北朝鮮に核開発を止めさせようとしなかったのか



朝鮮半島での米国と北朝鮮の間の緊張が高
まっています。

中国がこれまでに本気で北朝鮮に圧力をか
けていれば、ここまで事態が悪化すること
はなかったと思います。

中国の様子を見ていると、北朝鮮の核開発
は好ましくはないものの、どうしてもやる
というならしょうがない

とでも言わん限りの悠長な対応でした。

これはなぜだったのでしょうか

そこで、中国が北朝鮮に強硬姿勢を取れな
い内部事情などについて分析してみます。

習近平

中国が北朝鮮に強硬姿勢を取れない理由

北朝鮮は江沢民派とのつながりが強い

習近平主席は権力を獲得するまでは江沢民
の力を借りて、権力闘争を勝ち残ってきた
人物だけに江沢民とのつながりが強いと考
えている人もいるようですが

実際は、習近平は江沢民派の汚職体質を嫌
悪しており、現在は江沢民派の力をそごう
と、権力闘争のまっただ中にいます。

ですから、表向き友好国で有り、中朝友好
協力相互援助条約を結んでいる北朝鮮の首
を絞めるようなことをすれば

江沢民派からの格好の攻撃材料になるとい
う見方が出来ます。

だから習近平としても大ぴらに北朝鮮に対
する締め付け政策がやりにくいということ
が考えられます

人民解放軍

利害関係のある瀋陽軍区が言うことを聞か
ない


中国東北部に配置されている瀋陽軍区は人
民解放軍の中でも最大の戦力を保有してお


北朝鮮と直接国境を接していることから北
朝鮮(軍)とのつながりも深く、貿易など
において、様々な利権を持っていると言わ
れています。

ですから現在の北朝鮮を崩壊させること
は、瀋陽軍区上層部にとって自らの利権を
手放すことにな、り容易にこれに合意しな
いと考えられます。

中国の軍団は日本の自衛隊などとは違い、
それぞれの軍団がかなりの政治力を持って
おり

極端に言えば昔の軍閥に近い性質を持って
いますから習近平国家主席といえども、頭
ごなしに命令を聞かせることは難しい部分
があります。

瀋陽軍区の位置

中国は自ら手を下したくない

中国は昔から北朝鮮と深いつながりがある
ほか中朝友好協力相互援助条約という相互
安全保障条約を結んでいます

ですから、中国としては自らが先導して北
朝鮮をたたくということは

北朝鮮以外の同盟国に対しての対面や信頼
を危うくしますし

国内的にも、習近平の外交能力が問われか
ねない可能性があります。

そこで火中の栗を米国に拾わせることで

米国に打撃を負わせる
・莫大な戦費
・日韓などの戦争被害
(米国との軋轢が生じる)
・日韓などへの経済的打撃
・米国からの経済的妥協を獲得

さらにうがった見方をすれば、間近に米軍
の最新戦術を盗み見ることも可能になる

などのメリットが有りますから

自らは危険を冒さず、高みの見物をするこ
とで漁夫の利をえようとしているのかもし
れません

朝鮮半島

北朝鮮がなくなったら鴨緑江(中国との国
境)まで米軍が押し寄せることになるから
中国はそれを望まない

という意見があります。

しかし、これは米国にも言える事でこの点
では米中の利害関係は一致しています。

また、地上戦で、米軍が北朝鮮奥深くまで
侵攻すれば莫大な兵士の損害が予想されま
すから

米国としては、北朝鮮への地上侵攻は最小
限にして、出来るだけ空爆だけで決着を付
けたいと考えているはずです。

ですから空爆で上からたたくけれど、後は
中国が北朝鮮を押さえるのを期待してい
る。


押さえるというのは、中国軍が北朝鮮に進
出して中枢部を押さえて傀儡の政権を樹立
してくれること

そして、米中が戦火を交えることなく停戦
協定を締結する

という密談、あるいは暗黙の了解が出来て
いても不思議ではないと考えられます。

でなければ、世界大戦に発展する可能性の
ある北朝鮮攻撃をトランプ大統領は決断で
きないのではないでしょうか


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米軍がアフガンで「大規模爆風爆弾」を使用したのは北朝鮮空爆の実験か




posted by 如月実 at 22:07 | TrackBack(0) | 国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

北朝鮮最新情勢のまとめと解説(4月12日)



直前に核実験が行われるのではないかと取
りざたされている北朝鮮、金日成主席の生
誕105周年にあたる15日まであと3日
なりました。

本日までの最新情報を取りまとめ分析し解
説します。

金日成
金日成


最近の主な情勢(4月12日現在)

米国の状況

11日にトランプ大統領はツイッターで
「中国が協力を決断しないならば我々は独
力で問題を解決する」とツイート

またこれに先立つ米中首脳会談の前に
「米国から中国の出方次第で北朝鮮への軍
事攻撃があると通達があった」
ということを安倍首相が明らかにしまし
た。

また、今月の日米高官協議で、
「中国が北朝鮮への圧力を強化するか、あ
るいは米国がストライク(攻撃)するか2
つに一つの選択肢しかない」
という米高官の発言があったとのこと


ということからすると、米国としては中国
が何らかの具体的で強制力のある行動を取
らない限り、北朝鮮への軍事攻撃を行う予
定である可能性が高いということになりま
す。

米空母

一方これまでの中国の反応は

国連安保理の北朝鮮制裁決議を徹底的に履
行する。

中国はいかなる場合でも北朝鮮の核保有国
としての地位を認定も、黙認もしない

核保有は決して問題の解決の道にはなりえ
ないことを北朝鮮に認識させるべき

以上は朝鮮半島問題特別委員 武大偉氏の
発言

というところから見ると、中国は北朝鮮の
核保有を重大視しているものの、今のとこ
ろ具体的動きは無いように見えます。

水面下で北朝鮮と何らかの交渉をしている
のかどうかについては当然ですが何ら情報
はありません

習近平

これらに対する北朝鮮の反応は

11日北朝鮮労働新聞

米国が理性を失い我々を先制攻撃するわず
かな動きでも見せたら我が強力な核攻撃手
段は
「米軍基地」と「アメリカ本土」を全て焦
土化するだろう

また北朝鮮の放送では

米国は無謀な侵略行為が実戦段階に入っ
た。我々は正義の核の雷で侵略者を一掃し
祖国統一の偉業を成し遂げる

などと主張しています。

北朝鮮の弾道ミサイル発射

これまでの米トランプ大統領の発言や、米
高官の発言など

あるいは空母を2隻朝鮮半島に出動させる
など

度重なる米国の警告に対して全くひるむ様
子は見られないことからすると

虚勢を張っているだけの可能性も充分考え
られますが

中国の説得に対してまったく聞く耳を持っ
て居らず

米国との一戦も辞さないとの覚悟があるよ
うにも見えます。

常識的には米軍との戦力差は大きく、一方
的な戦闘になるようにも思えるのですが、
この自信の根拠について予測してみると

北朝鮮の核弾頭

核兵器がある程度実戦レベルにある

既に、スカッドやノドンなどの中距離弾道
ミサイルに搭載出来る核弾頭がある程度実
戦配備されている可能性があります。

まだ開発中のものであれば、ある程度の妥
協を図っても良いようなものですが、全く
米国の脅しに屈せず

逆に核攻撃に対する自信のような物すら感
じさせる北朝鮮の発言からは、

核で反撃すれば、米軍もおいそれとは北朝
鮮を追い詰めることは出来ず、米軍の攻撃
も中断せざるを得ないのではないか

と考えているのかもしれません。

ノドンミサイル

核弾頭を運搬する手段としては

スカッドやノドンなどの中距離弾道ミサイ
ルで、山中のトンネルなどに発射機を隠し
ていればある程度の残存性は確保される他

潜水艦発射のSLBMに搭載可能であれ
ば、例えば中国近海や北朝鮮近海付近に潜
没していれば

米海軍といえどもおいそれとはこの潜水艦
を探知攻撃することは困難です。

あるいは実験段階にある核搭載大陸間弾道
弾(ICBM)を実験抜きでいきなり米国
に発射するという可能性もあります


その他

金正恩が北朝鮮最高人民会議に出席

一部には金正恩は米国の斬首作戦を恐れ
て、会議に出席しないのではないかとの見
方もありましたが

会議に出席することで米国の攻撃に対し
て、全く恐れてはいないことを国内的に誇
示したものと思われます。

最高人民会議に参加した金正恩

外務省が韓国渡航者に注意喚起

11日夜外務省は韓国に渡航したり滞在し
ている人を対象に、朝鮮半島情勢に注意す
るよう海外安全情報で注意喚起しました。

朝鮮半島

半島有事には約3万8千人いると言われる
在韓邦人の安全確保が取りざたされていて

これまで韓国は邦人の安全確保の方法に対
する協議を拒否しており

いざとい言うときの安全確保が危ぶまれて
います。

現在の情勢で政府としては渡航禁止とは言
えないので、注意喚起という事になったの
でしょうが

現在韓国に滞在している人、あるいはこれ
から韓国に行く人は自分の身の安全の確保
は自己責任ということになるのかもしれま
せん


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北朝鮮情勢最新情報(4月11日)

北朝鮮関連の最新動向と今週の動き(4月10日)






ラベル:北朝鮮
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2017年04月11日

北朝鮮情勢最新情報(4月11日)



本日は北朝鮮最高人民会議が開かれました。

金正恩(キム・ジョンウン)委員長が党の
最高職位だった第1書記に就任し、名実と
もに最高指導者に就いてから5年目にあた
りますが

これまでの所、特に目立った事象は発生し
ていないようです。

金正恩

本日気になった動き、報道


駐韓大使が在韓米軍司令官と会談

長嶺安政・駐韓大使は4月6日、ソウル市
内でビンセント・ブルックス在韓米軍司令
官、米国のマーク・ナッパー在韓代理大使
と会談した。

長嶺大使は、4日に帰任した後、韓国大統
領代行の黄教安ファンギョアン首相や韓民
求ハンミング国防相らに面会を要請したが
実現していません

長嶺大使は韓国側と有事の際の在韓邦人の
安全確保について調整を行いたかったので
しょうが

韓国側が面会を拒否しており

また、これまでも韓国側は半島有事におけ
る邦人救出に関して日本側と話し合うこと
を拒否してきたことなどから

取り敢えず、米軍と在韓邦人の救出方法な
どについて調整を行った物と思われます。

海自輸送艦

韓国は有事の際に海自艦艇が釜山などの港
湾に入港したり、あるいは自衛隊航空機に
より邦人の韓国内あるいは日本への輸送を
拒否する可能性があり

米軍による調停や協力が必要であると考え
られます。

在韓邦人は長期滞在者を含め約38,000名程
度いると見積もられ

有事における避難にはかなり困難が伴うも
のと考えられます。


米国が同盟国に厳戒態勢を要請

米政府はオーストラリアなど同盟諸国に対
し、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際に
は迎撃する態勢が整ったと通知した上で、
厳戒態勢で備えるよう要請しました。

11日付の豪紙デーリー・テレグラフが当
局筋の話として報じた。

北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射実験を
行う可能性があり、これを米軍が迎撃(撃
墜)する態勢を取っていることを示す物で
す。

イージス艦に搭載されているSM−3 ブ
ロックIAはノドンなどの中距離弾道ミサ
イルは迎撃できても

ICBMなどの長距離弾道ミサイルは迎撃
できません

ICBMが迎撃できるSM−3 ブロック
IIAは2018年度配備予定ですので、
米国のこの発表が何を意味するのかは不明
です
イージス艦の弾道ミサイル迎撃ミサイル


横須賀での交流行事が中止に

横須賀市は今月19日に予定されていたア
メリカ海軍横須賀基地での日米交流事業
が、アメリカ側の都合で中止されることに
なったと発表

この交流事業は日本人25人と基地の兵士
など関係者がペアで文化活動などを行うも
ので

中止の連絡は10日アメリカ海軍の横須賀
基地司令部から電話であったということ
で、理由について具体的な言及はありませ
んでした。

このご時世ですから中止は当たり前なのか
もしれませんが、

米韓合同軍事演習の最中にも関わらず計画
されていたのに、演習に参加していない隊
員との交流が突然中止になるというのも何
か引っかかります。


米空母

米空母カール・ビンソンが急遽朝鮮海域に

韓国軍関係者からの11日の情報による
と、

シンガポールからオーストラリアに向かっ
ていた原子力空母カール・ビンソンが

目的地を変更して15日ごろ朝鮮半島周辺
の海上に到着することを明らかにした。

これで抽選半島周辺に配備されている空母
は横須賀を母港とするロナルド・レーガン
と合わせて2隻になり

朝鮮半島の東西から挟み撃ちで攻撃が出来
る態勢が整うことになります。

なお、ロナルド・レーガンが到着する15
日は北朝鮮の金日成の生誕記念日で、この
日の直前に核実験が行われるのではないか
との見方も出ている注目すべき日でもあり
ます。


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米軍による北朝鮮空爆はいつ行われるのでしょうか

北朝鮮の6回目の核実験はいつ、そして米軍の攻撃につながるのでしょうか

北朝鮮関連の最新動向と今週の動き(4月10日)






ラベル:北朝鮮 駐韓大使
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化学兵器を使用したシリアへに対する米軍の攻撃は国際法違反なのか




4月7日に地中海の米海軍駆逐艦から59
発の巡航ミサイルが発射され


シリア反政府勢力地域に化学兵器による攻
撃を行ったとされるシリア軍空軍基地が攻
撃されました。

この米軍のシリア空軍基地への攻撃に対し
てロシアは国際法違反だと批難を行ってい
ます。

この米軍の攻撃は国際法上の正当性はある
のでしょうか

米国NSCがシリア攻撃を決断した会議


国際世論

いたいけな子供を含む民間人に対して、戦
時国際法に違反する化学兵器による攻撃を
行ったシリアに対して

人道的な面から米国のシリア攻撃を支持す
る国は多いようです。

日本を始めイギリス、フランスは支持を表
明しています。


一方、ボリビアなどは「安保理が化学兵器
の使用について公正な調査を求め、議論し
ていた最中に、証拠のないまま、武力行使
を行った」と批判しました。

また、スウェーデンのように「攻撃は国際
法に基づいて行われることが重要だ。今回
のミサイル攻撃は国際法との整合性に疑問
が残る」と、攻撃の正当性に疑問を呈して
いる国もあります。

米国のシリア攻撃について議論する国連安全保障会議


米国のシリア攻撃は国際法上認められるのか

現在の国際法上(国連憲章)によれば武力
の行使が認められるのは4つの場合があり
ます。

・自衛権を発動して自国を防衛する場合

・集団安全保障により同盟国を防衛する場合

・国連の決議により攻撃を行う場合

・日独伊などの国連のかっての敵国が侵略
を行おうとしている場合にこれらの国を予
防的に攻撃すること

注:日本では国際連合と呼んでいますが、
英語での名前は「United Nations」
直訳すれば連合国であり中国語でも联合
国、聯合國などと訳されています。


今回攻撃されたシリア反政府軍(支配地域
に住む住民)とシリア政府軍は同じ国内で
国内紛争を行っているということになりま
す。

シリア反政府軍は国際的には国家として認
められていませんし

国内紛争に外国が介入することは内政干渉
にあたり、国際法上は許されていません。

また、米国は反政府勢力を支援していたと
は言え、公然とシリア軍と敵対していたわ
けでもありません

ですから、今回の米国のシリア攻撃には国
際法上の疑義があると言えるでしょう。

爆撃


米軍の攻撃は復仇にはあたらないのか

国際法の概念として「復仇」というものが
あります。

敵国が国際法に違反する違法なことを行っ
た場合

その違法行為を超えない程度にこちらも違
法なことをすることが国際法上許されると
いう概念

今回でいえば、シリアが国際法で禁止して
いる化学兵器を使用したのだから

復仇として米国の国際法に反する攻撃が許
されるのかというと

米国は化学兵器による攻撃を受けた当事者
ではありませんから

この復仇を拡大解釈して米軍の攻撃を正当
化することも難しいと考えられます。

トランプ大統領


まとめ

世界の警察官として、違法かつ人道にもと
るシリアの化学兵器使用に対して、断固た
る措置を執った米国に拍手喝采を送りたい
ところではありますが

厳密な国際法の解釈からいうと、違法な攻
撃である可能性が高いと考えられます。

もっとも有史以来、大国が取った行動は結
果的に合法化されるという国際法の歴史が
ありますから

今回の米国の行動を直ちに合法化するとい
うことにはならないでしょうが

過去の前例として、このようなことが今後
も行われていく可能性はあります。


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2017年04月10日

北朝鮮関連の最新動向と今週の動き(4月10日)



北朝鮮関連の最近の動きにはきな臭いもの
があります。

最新の関連情報について取りまとめまし
た。


シリア攻撃を検討する米国NSC

米軍によるシリア攻撃:4月7日(金)

化学兵器による反政府勢力に対する攻撃を
行ったとして地中海にいる米軍駆逐艦がシ
リアの空軍基地に対して59発の巡航ミサ
イルによる攻撃を実施

北朝鮮はこれに対して
「許されない侵略行為」
「核武力がアメリカの侵略策動を粉砕する」
として、アメリカに対抗して核・ミサイル
開発を推し進める姿勢を強調

また、「一部では、シリアへの攻撃が、わ
れわれに対する警告だと騒いでいるが、そ
れに驚くわれわれではない」と主張

北朝鮮とシリアの結びつきは強く、今回使
われた化学兵器も北朝鮮から輸出した物の
可能性があります。


空母カールビンソン

米空母北朝鮮に向かう:4月8日(土)

シンガポールからオーストラリアに向かっ
ていた米空母(カールビンソン)を朝鮮方
面に向かわせた。

カールビンソンには駆逐艦2隻、巡洋艦1
隻が随伴

トランプ大統領

日米首脳電話会談:4月9日(日)
日米首脳電話会談で、安倍首相は、米国の
シリア攻撃決断の支持を表明

この電話会談の中で北朝鮮情勢についても
話が及び

詳細は不明であるが話の中で
安倍首相が北朝鮮については「中国の対応
に注目」しており

「日米が緊密に連携して対応」と述べてい
る他

先制攻撃、限定空爆、斬首作戦についても
話が出ていたという情報がある。


今週の注目すべき予定
4月9日〜4月15日

4月11日:北朝鮮最高人民会議

4月15日:金日成生誕105周年


特に金日成主席生誕記念日は太陽節と呼ば
れ、北朝鮮ではもっとも重要な記念日で、
この日を前に核実験が行われるのではない
かとの見方をする人は多い

ただし、北朝鮮が核実験を強行すれば、米
国が北朝鮮を軍事攻撃する口実になるとの
見方も有り

今週核実験、あるいは何らかの挑発行動が
行われるか否かが、北朝鮮情勢を占う大き
な節目になる。


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